演出
利休的心。

伊武雅刀Interview

為了
平靜的時間。

千利休,是我一直很想嘗試的角色。因為我一直覺得這個角色很有魅力,這次接下利休一角時真的很高興:「終於來了!」而且利休的話,感覺維持我原本的髮型也能夠演(笑)。

決定接戲以後,我在日常生活中也開始早起出門散步,看看日出,聽聽鳥鳴,多看看大自然。一面度過平靜的時光,一面感受利休看事物的方式,盡量避免匆匆忙忙,希望多少能夠接近利休這個角色。

來彩排時我也會特意穿上和風,類似和服的服裝,正式拍攝前聽聽音叉的聲音,深呼吸,做五分鐘的冥想。而在我的旁邊,飾演秀吉的竹中直人君,則是一直到正式拍攝以前都和大家愉快地聊天。我會盡量不去聽他們在聊什麼(笑)。



在利休以前是官兵衛。

其實18年前,我曾在竹中君主演的大河劇『秀吉』中飾演官兵衛。當時的竹中君,正式拍攝前會用手提音響聽西洋音樂,進入自己的世界。這次則是用談話來吸引周遭所有人的注意(笑)。那一定是他自己關心大家的方法吧。

另外飾演官兵衛的岡田准一君,我在他還十幾歲時曾經和他一起演過戲,這次是從那一次以來再次合作。事隔多年的重逢,他的第一句話是:「您還記得我嗎?」我回答:「當然記得啊!」接著他問:「您對以前飾演官兵衛時的印象?」我回答:「……我已經不記得了」結果他露出有點驚訝的表情說:「原來您不記得了啊!」(笑)。

岡田君飾演的官兵衛相當有魅力。從年輕時開始演起,目前已經有自己的風格。另外也看得到身為軍師黑暗的一面。

岡田君飾演的角色,在接下來的劇情中將會越來越辛苦。不得不忍耐秀吉無理的言行舉止,但在忍耐的同時,也不能不對秀吉勸諫。應該很多場景演起來會覺得很痛苦吧。

說到痛苦,我其實也很痛苦啊。我拍的戲幾乎都是在為了某人泡茶,不得不一直跪坐著。我不太能跪坐,一直拍跪坐的戲真的很痛苦啊(笑)。在演技上也是,身體不能動又要表現演技反而困難。利休幾乎沒什麼反應,而利休以外的其他演員,像是秀吉,情緒起伏都比較大,對我自己來說還是有表現不足的感覺。即使如此我還是會盡量放鬆,讓自己回到擁有平靜心靈的利休的狀態。


利休
充滿暗示的話。

在茶室中的時光過得很充實。聽說武士帶著赴死的決心上戰場以前,會先飲茶。藉著喝茶讓自己重新有赴死的決心,並讓自己的心情平靜下來吧。在熱熱鬧鬧地賞花時的一杯茶,以及赴戰場前的一杯茶。在茶室狹窄的空間中,匯集了人生百態。只是茶人的心無論何時都會保持清澈。在『軍師官兵衛』這齣戲中,利休的戲也許與其他戲性質不同,但希望觀眾們在收看時能夠有喝口茶,稍微喘口氣的感覺。

另外,我印象最深刻的是在第41回(10/12播出)與官兵衛的對手戲。雖然戲中是在指導官兵衛茶道的根本,但此時利休說的話充滿了暗示。我想觀眾們也會因為他的話做多方面思考,敬請期待。

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利休の心を
演じる。

伊武雅刀インタビュー

心静かな
時間のために。

千利休は、いつかはやってみたいと思っていた役でした。とても魅力的なキャラクターだと思っていたので、今回の利休役は「ついに、来たか!」という感じでうれしかったですね。利休なら、頭(ヘアスタイル)もこのままでやれそうだったし(笑)。
出演が決まってからは、日常生活でも早起きをして散歩に出て、お日様を拝んだり、鳥のさえずりを聞いたり、なるべく自然を眺めるようにしました。心静かな時間を過ごしながら利休のものの見つめ方を肌で感じたかったし、慌ただしく何かをすることもできるだけ避けて、少しでも利休に近づけるよう意識しました。
リハーサルに来るときも和を意識した着物っぽい服装にして、本番前には音叉(おんさ)を聞いたり、5分程度ですが深い呼吸法を用いて瞑想(めいそう)っぽいことをやったりしました。そんなぼくの横で、本番直前まで秀吉役の竹中直人くんが周りの人たちと陽気にしゃべりまくっていましたが、それにはなるべく耳を傾けないようにしていました(笑)。


利休の前は官兵衛だった。

実は18年前、竹中くんがやった大河ドラマ『秀吉』に、ぼくは官兵衛役で出演していたんです。そのときの竹中くんは、本番前にラジカセから西洋音楽を流して自分の世界に入っていましたが、今回は自分のおしゃべりに周りを巻き込もうとしています(笑)。きっと、それは彼なりの気の遣い方なのでしょう。
また、官兵衛役の岡田准一くんとは、彼がまだ10代のころに共演したことがあって、今回はそれ以来でした。久しぶりに再会して、彼の第一声は「ぼくのこと覚えていますか?」だったのですが「それは覚えてるよ!」と。その次に「官兵衛をやったときはどうでしたか?」って聞かれたので「・・・もう覚えてないなあ」と答えたら「覚えていないんですか!」とちょっと驚いた顔をしていましたね(笑)。
岡田くんの官兵衛は魅力的だと思います。若かりしころから演じてきて、今は風格が出てきた。そして、軍師としてのダークな面も見せてくれています。
岡田くんは、これからますますつらい役どころに入っていくと思います。理不尽な秀吉の言動に耐えなくてはならない。しかも、耐えながら秀吉をいさめなくてはならない。演じるのがつらいシーンがたくさん出てくるのではないでしょうか。
つらいということでは、ぼくもつらかったですね。撮影のほとんどが誰かのためにお茶をたてているシーンで、ずっと座ってなければならなくて。ぼくは正座が苦手でね。そんなシーンばかりだったのでつらかったですね(笑)。芝居にしても、動かないで表現することは逆に難しい。利休はリアクションもほとんどしませんし、秀吉をはじめ利休以外の周りの人たちのテンションが高いから、自分としてはやり足りない感じもしましたが、それでもなるべく力を抜いて、常に静まり返った心をもった利休でいようとしました。


示唆に富んだ
利休の言葉。

茶室には、とても濃密な時間が流れています。武士は死ぬ覚悟で戦場に出向きますが、その前にお茶を飲んでいたそうです。そこでお茶を飲むことで死への覚悟を新たにしたり、気持ちを鎮めたりしていたのでしょう。花見などのにぎやかな席での一服、戦場へ行く前の一服。そういう意味では、あの狭い茶室は人生の機微がぎっしり詰まった空間なのだと思います。ただ、茶人の心はどんなときでも清らかに澄んでいる。『軍師官兵衛』というドラマのなかでは、利休のシーンは異質なものかもしれませんが、見ている方にとっての一服のお茶のようなシーンになればいいなと思っています。
また、ぼくが最も印象に残っているのは、第41回(10/12放送)にある官兵衛とのシーンです。そこで、茶道の根本を官兵衛に指南するのですが、そこでの利休の言葉はとても示唆に富んでいる。見ている方もいろいろなことを考えさせられる言葉だと思うので、そのシーンはぜひ楽しみにしてほしいなと思います。

From〈大河劇‧軍師官兵衛〉官網(2014/10/5 更新):
http://www1.nhk.or.jp/kanbe/special/special_60.html
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